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FMEAはどのタイミングで行うのか

「今週末出図なのに、FMEAがおわらねー」という主旨のつぶやきを見かけます。FMEAはどのタイミングで実施するのが良いのか考えてみます。

IATF16949でFMEAが設計の成果物になっていますので、設計審査でFMEAをチェックしている組織は多いのではないかと思います。なので、こういう状況になることもよくあるのではないでしょうか。

餃子で考えてみましょう。

晩ご飯にビールと餃子って、最高ですよね。

晩ご飯までのステップ

  1. 晩ご飯のメニューを決める(ビールと餃子)

  2. 料理の段取りを考える

  3. 材料を買いに行く

  4. 下ごしらえをする

  5. 餃子を焼く

  6. 盛り付ける

  7. 食べる

餡をみじん切りにしようとか、具が大きいから皮も大サイズを買ってこようとか、そういう注意点は料理の段取りを考えるときに考えますよね。

考えてないと、餃子を焼く段階で「やべっ、キャベツ(の切り方)が荒すぎて皮が破けた」とかいう事態になります。

餃子屋さんは段取りの段階からきっちりと考えてますので、何度食べに行ってもおいしい餃子が出てきます。

つまり、どういう問題が起きるか想定するのは、餃子を焼く(出図、本型加工開始)の段階よりも、料理の段取りを考える(設計)の段階で想定する方が効果が高いのです。

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