FMEAはどのタイミングで行うのか
「今週末出図なのに、FMEAがおわらねー」という主旨のつぶやきを見かけます。FMEAはどのタイミングで実施するのが良いのか考えてみます。
IATF16949でFMEAが設計の成果物になっていますので、設計審査でFMEAをチェックしている組織は多いのではないかと思います。なので、こういう状況になることもよくあるのではないでしょうか。
餃子で考えてみましょう。
晩ご飯にビールと餃子って、最高ですよね。
晩ご飯までのステップ
晩ご飯のメニューを決める(ビールと餃子)
料理の段取りを考える
材料を買いに行く
下ごしらえをする
餃子を焼く
盛り付ける
食べる
餡をみじん切りにしようとか、具が大きいから皮も大サイズを買ってこようとか、そういう注意点は料理の段取りを考えるときに考えますよね。
考えてないと、餃子を焼く段階で「やべっ、キャベツ(の切り方)が荒すぎて皮が破けた」とかいう事態になります。
餃子屋さんは段取りの段階からきっちりと考えてますので、何度食べに行ってもおいしい餃子が出てきます。
つまり、どういう問題が起きるか想定するのは、餃子を焼く(出図、本型加工開始)の段階よりも、料理の段取りを考える(設計)の段階で想定する方が効果が高いのです。
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