安売りのPCにLinuxを入れようとしてハマった話
皆さんお馴染みのパソコン工房でかなり前に購入した安売りのPCに、Linuxを入れようとしたらエラーが出まくって困った話です。
目次
困ったPCは
問題のPCは、UnitComのLesanceDT MP3.8L400という小型のPCです。
Celeron G1610 2.6GHz
DDR3 SODIMM 4GB
500GB HDD
120W ACアダプタ
ECS H61 H2-3.8Lというマザーボードが入っていました。 HDDはWDのBlueでした。
内部のSATAポートは2つで、片方にHDDが、もう一方にDVD-Rドライブが繋がっていました。 OSはWindows8.1 with Beingです。
吊るしの状態のまま使う分には、全く問題のないPCです。安くて静かで小さくて、とてもリーズナブルです。
何をしたら問題が出たのか
HDDをSSDに換装してネットのブラウジングに使っていたのですが、iPadで十分な状況になりましたので、ファイルサーバーに用途替えをすることにしました。
とするとLinuxをインストールすることになるわけですが、試しにUbuntuのLive DVDを使って起動しようとすると、起動メニューを選んだ後にエラーになります。
エラーメッセージによると、ATAのBUSのエラーのようです。 IDEモードにしても、セキュアブートをOFFにしても、ファストブートをOFFにしても、Windows8.1を完全にシャットダウンしても、Ubuntuのブートオプションにnoahciとかlibata.atapi_passthru16=0を指定してもダメでした。
それでどうしたか
ググって見つけた このサイト によると、ASMedia 1061/1062がATAPIコマンドを発行するとシステムが停止するみたいなことが書いてあるじゃないですか。
ATAPIってDVDドライブとかのインターフェースですよね。
そういえば、起動時に一瞬だけ文字が表示されるよな。ということで写真を撮って確認すると、ASMedia 106xという文字が。
H61チップセットのSATAポートに差し替えろってことねとPCを開腹したところ、ポートが2つしかない。ASMediaから逃れられない。
それならば、DVDドライブを物理的に外してしまえ。
ということで、SATAポートからDVDドライブのコネクタを抜きました。 で、USB接続のDVDドライブからUbuntuのLive DVDを起動させると、見事に起動しました。
LinuxサーバーといえばCentOSですが、CentOS7のインストールもできました。
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