文字列の前後の空白を除去する

人が読みやすいように文字列の前後に空白を付けることは、ままあります。ところが、それをプログラムで扱うとなると前後の空白が邪魔になります。ということで、stripで取っ払ってみます。

目次

  1. 文字列オブジェクトのstripメソッド
  2. stripを試してみた

文字列オブジェクトのstripメソッド

文字列オブジェクトのメソッドとして、stripというものがあります。

str = S.strip([chars])

変数

内容

S

stripされる文字列

chars

削除する文字。指定しない場合は空白。

str

前後のcharsの文字が削除された文字列

stripの引数に文字を指定すると、空白でなくてもstripしてくれるわけですね。便利。

stripを試してみた

文字列の前にスペースが1つ、後ろにスペースが2つあるパターンです。文字列の中にもスペースがあります。

>>> S = ' This is a pen.  '
>>> S
' This is a pen.  '
>>> S.strip()
'This is a pen.'

文字列の中の文字は削除されません。文字列の後ろのスペースは2つとも削除されました。

全角スペースで試してみました。環境はWindows10のPython3です。

>>> J = ' これは、ペンです。  '
>>> J
'\u3000これは、ペンです。\u3000\u3000'
>>> J.strip()
'これは、ペンです。'

おお、すごい。削除されてる。

削除する文字を指定してみました。

>>> S = 'abcdefg'
>>> S
'abcdefg'
>>> S.strip('gfba')
'cde'

削除する文字を指定する順番は関係ないようですね。

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