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PythonのBeautifulSoup4でHTMLに要素を追加する

PythonのBeautifulSoup4モジュールを使って、HTMLドキュメントに要素を追加してみます。

目次

  1. HTMLに要素を追加する手順
  2. HTMLに要素を追加する実施例

HTMLに要素を追加する手順

手順としては、new_tagメソッドで要素を作って、その要素をHTMLドキュメントにappendメソッドで追加します。

ret = soup.new_tag(name, [attr])
ret.string = content

変数

内容

ret

新しいタグ要素を示すbs4.element.Tagクラスのオブジェクト。

soup

BeautifulSoupクラスのオブジェクト。

name

タグの名前。

attr

省略可。タグの属性。

content

省略可。タグの内容。

最初にタグ名と属性を指定して、後から内容を指定します。

具体的にはこんな感じ。

>>> ret = soup.new_tag('a', href='www.example.com')
>>> ret.string = 'サンプル'

>>> ret
<a href="www.example.com">サンプル</a>

追加する要素を作ったら、appendメソッドでHTMLドキュメントに追加します。

soup.append(new_tag)

変数

内容

soup

HTMLドキュメントの追加先の要素。

new_tag

追加する要素。

appendといえば追加ですね。

HTMLに要素を追加する実施例

元々のHTMLドキュメントとして、下記のようなindex.htmlがあるとします。

<html>
    <head></head>
    <body>
        <h1 class="1st">最初の章</h1>
            <ul>
                <li id="foo">項目1</li>
                <li id="bar">項目2</li>
                <li id="bar">項目3</li>
            </ul>
        <h1 class="2nd">2つめの章</h1>
            <p>文章</p>
    </body>
</html>

このHTMLドキュメントのUL要素の子要素としてLI要素を追加してみます。 追加する要素の名前はLIで、id属性がhoge、内容は「ほげ」です。

>>> from bs4 import BeautifulSoup
>>> with open('index.html', mode='rt', encoding='utf-8') as f:
...     soup = BeautifulSoup(f.read(), 'html.parser')
...

>>> nt = soup.new_tag('li', id='hoge') # 新しい要素を作る
>>> nt.string = 'ほげ'

>>> soup.find('ul').append(nt) # UL要素を検索して追加

>>> soup # 追加後のドキュメントを表示
<html>
<head></head>
<body>
<h1 class="1st">最初の章</h1>
<ul>
<li id="foo">項目1</li>
<li id="bar">項目2</li>
<li id="bar">項目3</li>
<li id="hoge">ほげ</li></ul>
<h1 class="2nd">2つめの章</h1>
<p>文章</p>
</body>
</html>

LI要素がUL要素の子に追加されました。

公開日

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