CentOS7にgitをインストールする

CentOS7にyumを使ってgitをインストールしました。

目次

  1. デフォルトでインストールするとgit 1.8が入る
  2. IUSのレポジトリをインストールする

デフォルトでインストールするとgit 1.8が入る

# yum install git

上記のコマンドでもインストールできますが、インストールされるgitのバージョンがちょっと古いのです。おそらく、1.8.xがインストールされると思います。(CentOS 7.5の場合) 個人でCentOSを使っている身としては、どうせ入れるなら最新版にしてみたくなるのです。

とはいえ、ソースからインストールするのも怖いものがあります。

ということで、IUSのレポジトリからインストールしてみます。

IUSのレポジトリをインストールする

IUSのサイト を見て、インストールします。

# yum install https://centos7.iuscommunity.org/ius-release.rpm

IUSが標準のレポジトリとして登録されるのですが、IUSは本家に先行して作られるパッケージが置かれるところですので、標準から外しておきます。

設定ファイルのiusのところのenabledが1になっていると思いますので、それを0にします。

# nano /etc/yum.repos.d/ius.repo
[ius]
enabled=0

viで編集してもOKです。

yumでレポジトリを指定してパッケージの情報を見てみます。 iusでのgitのパッケージはgit2uという名前になっています。

# yum --enablerepo=ius info git2u
読み込んだプラグイン:fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: ftp.yz.yamagata-u.ac.jp
 * epel: ftp.yz.yamagata-u.ac.jp
 * extras: ftp.yz.yamagata-u.ac.jp
 * ius: hkg.mirror.rackspace.com
 * updates: ftp.yz.yamagata-u.ac.jp
インストール済みパッケージ
名前                : git2u
アーキテクチャー    : x86_64
バージョン          : 2.16.5
リリース            : 1.ius.centos7
容量                : 2.3 M
リポジトリー        : installed
提供元リポジトリー  : ius
要約                : Fast Version Control System
URL                 : https://git-scm.com
ライセンス          : GPLv2
説明                : Git is a fast, scalable, distributed revision control
                    : system with an unusually rich command set that provides
                    : both high-level operations and full access to internals.
                    :
                    : The git rpm installs common set of tools which are usually
                    : using with small amount of dependencies. To install all
                    : git packages, including tools for integrating with other
                    : SCMs, install the git-all meta-package.

バージョンが2.16になっていますね。

インストール時点でのgitのバージョンは2.21になっていました。どうしても本当に最新が必要な場合は、やっぱりソースからのインストールになるんですね。

では、IUSレポジトリを指定してgit2uをインストールします。

# yum --enablerepo=ius install git2u

依存関係もまとめてインストールしてくれるのは、楽ですね。

インストールが終わったら、バージョンを確認してみます。

# git --version
git version 2.16.5

公開日

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