C#でSQLiteを使ってみる(インストール)

データベースを使いたいけどサーバーを立てられなかったり、Accessを買うほどでなかったり、SQL serverを使うのもちょっと・・・ということでSQLiteを使いたくなったりします。.NET環境で使えるSQLiteとして、 System.Data.SQLite があります。そこで、ちょっと試してみたいと思います。

目次

  1. System.Data.SQLiteを入手する
  2. データベースファイルを作ってみる
  3. 参考

System.Data.SQLiteを入手する

Visual Studio 2015 Expressには、NuGetというパッケージマネジャーが付属しています。今回は、このパッケージマネジャーを使ってみます。目標としては、SQLiteのデータベースファイルを作成するコマンドラインアプリケーションを作りたいと思います。

まず、Visual Studio 2015 ExpressでC#のコンソールアプリのプロジェクトを作成します。

次に、「ツール」メニューの中の「NuGetパッケージマネージャー」の中の「ソリューションのNuGetパッケージの管理」を選択します。

パッケージ管理

そうするとNuGetパッケージマネージャーの画面が開きますので、SQLiteを検索して、System.Data.SQLiteを選択して、「インストール」をクリックします。

インストール

そうするとインストールするパッケージの確認をするダイアログが開くので、「OK」します。

確認ダイアログ

そうするとSystem.Data.SQLiteのインストールが始まります。インストールが終わったらソリューションエクスプローラーの「参照」を開いてみてください。SQLiteが参照に追加されているはずです。

参照の確認

データベースファイルを作ってみる

まず、System.Data.SQLite名前空間を追加します。

using System.Data.SQLite;

ファイルをオープンして、hogeというテーブルを作って、クローズするという、単純なプログラムです。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Data.SQLite;

namespace SQLite_trial
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            using (var connection = new SQLiteConnection("DATA Source=test.db"))
            {
                connection.Open();
                using (SQLiteCommand command = connection.CreateCommand())
                {
                    command.CommandText = "create table hoge(id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, field1 TEXT, field2 REAL, field3 BLOB)";
                    command.ExecuteNonQuery();
                }
                connection.Close();
            }
        }
    }
}

これをビルドすると、dllが自動的にコピーされます。

dllのコピー

データベースファイルが存在しない場合、アプリケーションの実行時に自動的に作成されます。ビルドしたファイルを実行すると、下図のようにtest.dbというファイルが作成されます。

自動生成

試しに作成されたtest.dbをPupSQLiteで開いてみると、下図のようにhogeというテーブルと各フィールドが作成されていることがわかります。

データベースの中身

これでデータベースファイルのひな形が作成できるわけです。

参考

こちらのサイト を参考にさせていただきました。

公開日

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