FreeCADでボディーを足したり引いたりする
FreeCADでボディーのブーリアン演算をしてみます。具体的に言うと、ボディー同士を足したり引いたりします。
使用環境:FreeCAD 0.17
目次
ブーリアン演算とは
FreeCADでは、ボディー同士を足したり引いたりすることが可能です。単純なボディーを作って、それらを足し引きすることで複雑な形状を作っていくわけです。
ブーリアン演算をしてみる
ブーリアン演算を使って、内歯車を作ってみます。
まず、複数のボディーを作ります。
1つめは内歯車の外枠になる部分のモデルです。といっても、平たい立方体にします。下図のモデルツリーの中の「body」フィーチャーです。
2つめは内歯車の歯形になる部分のモデルです。下図のモデルツリーの「body001」フィーチャーです。歯車の作り方は こちら を参照してください。
「body」から「body001」を抜くことで、内歯車ができあがるわけです。
それではブーリアン演算をしてみましょう。
基準となるボディーをアクティブにします。具体的には、ツリーから「body」を右クリックして「アクティブなボディーを切り替え」を選択するか、「body」をダブルクリックします。
ツールバーの「複数のボディーを使用したブーリアン演算」をクリックします。そうすると、ブーリアンパラメータを入力するパネルが開きます。
パネルの「結合」を「切り取り」に変えて、「ボディーを追加」をクリックします。すると、モデルの表示が変わります。
基準となるボディーに対してブーリアン演算ができるボディーが表示されるわけです。
そうしたら、歯形のボディーを選択します。するとこのようにボディーが切り抜かれますので、「OK」して操作を確定します。
ツリーはこのようになります。「body」に「Boolean」で「body001」が関連付いてますね。
ちなみに、「結合」するとこのように1つのボディーになります。
「共通部分」にするとこのように2つのボディーが重なっている部分だけが残るようになります。
公開日
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