メキシコの北米向け自動車輸出

アメリカのトランプ大統領が、メキシコからの輸入品に対する制裁関税を課すと発表しました。これを受けて自動車関連株に影響が出たとの報道がありまして、ちょっと考えてみました。

メキシコからアメリカへ自動車輸出しているメーカーとは

アメリカのトランプ大統領がメキシコに段階的に制裁関税を課すと発表しました。これを受けて、 自動車業界に影響が出るとの報道 が出ました。

メキシコは自動車の生産拠点になっていて、2018年のメキシコの自動車生産台数はおよそ390万台。そのうち、およそ345万台がメキシコから輸出されました。

輸出先は世界各国ですが、およそ345万台のうち北米地域(アメリカ・カナダ)向けの輸出が約282万台と8割あまりを占めます。

では、どういった自動車メーカーがメキシコから北米へ自動車を輸出しているのでしょうか。

Jetroの記事 にメキシコの統計機関が調査した結果が公表されています。

公表されている表をグラフにしてみました。

メーカー別内訳

2018年にメキシコで生産している自動車のうち北米地域向けに出荷された台数の、メーカー別の内訳です。首位がGM、2位がFCA(フィアット・クライスラー)、VW、日産と続いて、5位がFORDです。台数ベースですと半数以上がアメリカのビッグスリーの車ということです。

生産規模としてはどうでしょうか。メーカーごとに生産台数とそれに占める北米地域向けの輸出の割合をグラフにしてみました。

メーカー別輸出先

規模としては、やっぱりGMとFCAが大きくなっています。

制裁関税はGMやFCAへのメッセージなのかもしれません。

ユーザーとしては、関税でメキシコ生産車のコストメリットが減りますが、それでアメリカ国内生産の車が安くなるわけではないのであまりうれしいことではないと思います。

私の立場からいうと、メーカーが制裁関税分のコスト増を回避するためにサプライヤーへのコストダウン圧力を強くするだろうし、メキシコからアメリカへの部品輸出にも制裁関税がかかるとそれはそれでコストダウン圧力が高まると予想されるので、面倒だなと思うのです。

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