Pythonのコマンドライン引数(sys.argv編)
Pythonのスクリプトで何かの処理をするときに、スクリプトにコマンドラインから引数を与えたいことがあります。 例えば、処理の対象になるファイル名を指定するとか、スイッチやオプションの指定などですね。
sysモジュールのargv変数
sysモジュールのargv変数が、スクリプトのコマンドライン引数のリストになります。
L = sys.argv
変数 |
内容 |
---|---|
L |
コマンドライン引数のリスト |
リストのインデックス0は、スクリプトの名前です。
試してみます。
こんなスクリプトを作ってみました。
import sys
arguments = sys.argv
print(arguments)
このスクリプトをarg_trial.pyという名前で保存して、実行してみます。 実行環境は、Windows10のPython3.6です。
# 引数が無い場合
C:\>python arg_trial.py
['arg_trial.py']
# 引数が1つ
C:\>python arg_trial.py 123
['arg_trial.py', '123']
# 引数が2つ
C:\>python arg_trial.py 123 abc
['arg_trial.py', '123', 'abc']
# スペースを含む引数
C:\>python arg_trial.py 123 abc "123 abc"
['arg_trial.py', '123', 'abc', '123 abc']
# シングルクォートで括った場合
C:\>python arg_trial.py 123 abc '123 abc'
['arg_trial.py', '123', 'abc', "'123", "abc'"]
# バックスラッシュ(¥)を含む引数
C:\>python arg_trial.py 123\abc
['arg_trial.py', '123\\abc']
# ダブルクォーテーションで括ってみた
C:\>python arg_trial.py "123\abc"
['arg_trial.py', '123\\abc']
公開日
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