ザ・ファシリテーター¶
- ザ・ファシリテーター
- 森時彦
- ダイヤモンド社
マーケティング部門を立て直したリーダーの若手の女性が開発センター長に抜擢され、ファシリテーションの知識を使って意識改革に挑戦する。というストーリーで、ファシリテーションを紹介する本です。
ファシリテーションというのは、議論をする技術とういようなものでしょうか。相手に勝つとか、相手を味方につけるとか、そういうものではなくて、どうやってより建設的な結論を導き出すかという技術です。
この本ではストーリーの中でファシリテーションの手法を紹介し、具体的にどう進めるのか、関係者がどういう心理状態になるのかが描かれています。 ファシリテーションなんて全く知らない人向けの本です。
ブレインストーミングの際に、議題に関連しない意見を退避しておくスペースを作っておくというのには、なるほどなと思いました。
それにしてもこの手の本を読んで感じるのは、組織のトップが改革しようとしなければどうにもならないんだなということです。