システムズモデリング言語 SysML

  • システムズモデリング言語 SYsML
  • Sanford Friendenthal, Alan Moore, Rick Steiner, 西村秀和, 白坂成功, 成川輝真, 長谷川堯一, 中島裕生, 翁志強
  • 東京電機大学出版局

SysMLの教科書のような本です。大学の出版なので、もしかしたら本当に教科書なのかも。

SysMLの情報源はとても少なくて困っていたのですが、これだけあればとりあえず足りるのかもしれません。 システムズエンジニアリングとは何かという話から始まって、SysMLの説明に入り、具体例を説明して、導入の仕方で終わるという、これからSysMLを知ろうという人向けの内容になっています。

洋書っぽく、説明が細かい。原書ももしかして教科書なのかと思うくらい細かく書かれています。マニュアルとしては喜ぶべきものですが。 モデルに書かれている要素の意味だけが知りたい場合には、巻末にリファレンスがあります。

  1. システムズエンジニアリングの概要
  2. モデルベースシステムズエンジニアリング
  3. SysML言語概要
  4. SysML言語アーキテクチャ
  5. パッケージによるモデルの構成
  6. ブロックによる構造のモデル化
  7. パラメトリックを用いた制約のモデル化
  8. アクティビティを用いたフローベースの振る舞いのモデリング
  9. 相互作用を用いたメッセージベースの振る舞いのモデル化
  10. 状態機械によるイベントベースの振る舞いのモデル化
  11. ユースケースを用いた機能のモデル化
  12. テキストベースの要求のモデリングとそれらの設計との関係
  13. 割り当てを用いた横断関係のモデル化
  14. 特定のドメインに対するSysMLのカスタマイズ
  15. 機能分析を用いた蒸留器のモデリング例
  16. OOSEMによる住宅セキュリティシステムのモデリング
  17. システム開発環境へのSysMLの統合
  18. 組織へのSysMLの導入
  19. 付録A SysMLリファレンスガイド

教科書的な本が欲しいという人向けです。