スノウ・ティアーズ¶
少女の切ない恋の話です。ファンタジーなのかな。
- スノウ・ティアーズ
- 梨屋アリエ
- 角川書店
- トルソーさん
- 高校生の「君枝」は、山に投棄されていたトルソーを拾います。自分に自信満々なトルソ-に顔や手足をつけてあげるのですが果たして。
- あの人の傘
- 小学3年生の「君枝」はリコーダーを無くしてしまいます。幼なじみを通じて貸してもらうのですが、そのやりとりの中で子供たちの心が揺れ動きます。
- 彼のセーター
- 短大3年の「君枝」はその不思議体質のせいでバイトを転々としていました。ふとしたきっかけで久しぶりに恋人の「理」に会うのですが、それがお別れになってしまいます。失意の中である人を呼んでしまうのですが。
- 夏の家
- 12歳の「君枝」は、夏休みに親戚を訪ねます。そこで家族について考えます。
- クジラの島
- 26歳の「君枝」は夫との生活に疑問を感じてしまいます。そこに訃報が入ってきて。
- 水平線
- 「君枝」の決意です。
小学生から青年までの女性の心の面での成長の話です。周囲の友人たちと、自信の不思議体験によって、心の動きが描かれます。
「君枝」にとって一番大切な人は幼なじみだと思うのですが、だからといって交際や結婚には至らないんですね。でもやっぱり心が惹かれるというのは、あるのかな。小学生の頃に憧れていた人に今会ったら、どう思うだろ。