県庁おもてなし課

高知県庁を舞台にした、職員の成長物語です。いかにして顧客目線を獲得していくかという話です。有川浩さん的な恋愛ストーリーも絡んできます。

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  • 有川浩
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特に物語の前半では、「ああ、お役所だなぁ」というエピソードが出てきます。外から見ると問題なところについて、職員達が課題として全く気付いていないあたりがとてもリアルです。

ちょっとした組織で、組織の外と触れる機会が無くなると、民間であってもこの物語に登場する職員達のようになってしまいます。

職員達の考え方が少しずつ変わっていくのを見ていくのが面白いです。

ストーリー仕立ての、やんわりとした自己啓発本と考えても良いと思いました。