AIの遺電子 7巻¶
人間とヒューマノイドとロボットとAIが入り混じる社会での物語です。
- AIの遺電子 7巻
- 山田胡瓜
- 秋田書店
- K
- 同棲
- 怒り
- ロンド
- おしゃべりな引きこもり
- 終活
- 救いの教え
- 不健全アニメ
- 幸福の最大化
- 世界に一つだけの花
- 新しい家族
- あるAIの結末
- 同棲
- 眠れないという女性。パートナーの男性のいびきがひどすぎて眠れないという。ということで、いびきのノイズをキャンセルするデバイスを処方する。その際、須藤は睡眠のログをとらせるが、どうして?
- 怒り
- 雑誌のライターの女性。上司の男性が慎重すぎてイライラする。収監されているウィルス作成者にその上司がインタビューをするというので、ついて行くことにした。上司が常に慎重なのはなぜなのか。
- ロンド
- 親から引き継いだロボットが、ドグマが古くなりすぎてネットワークに接続できなるという。ドグマをアップデートすればネットワークに接続しロボットとして家事の手伝いなどはできるが、旧型ならではの知性は失われてしまう。オーナーの決断は。
- おしゃべりな引きこもり
- ひきこもりの女の子。AIとは会話できるのだが、人間やヒューマノイドとはしゃべれない。これではいけないと、リハビリに挑む。
- 終活
- ペット用のロボットの修理を依頼してきた老女。自分が死んだらロボットが残されてしまう。ロボットの身の振り方をどうするか。思い入れのあるものをどう始末するかという、終活の問題。
- 救いの教え
- 死後の世界を説くヒューマノイドの女性が、セミナーなどで得た収入を、自分の延命に使っていた。人を救うのは科学か、それとも精神的なものか。あるヒューマノイドの達観。
- 不健全アニメ
- 不健全とされる暴力的なアニメを作り続ける作家。彼が悪党を描き続けるのはなぜなのか。
- 幸福の最大化
- 「労働の無い街」に入居できた。そこでAIに薦められるままに活動をしてきたが、これが自分のしたいことなんだろうか。疑問を感じてしまって「労働の無い街」から出てしまうが、そこで感じた幸福とは。
- 世界に一つだけの花
- クリエーターを夢見る男性。ひらめきを得られるように電脳を改造して欲しいという。即興でメロディーを紡ぎ出せるようにしたり、極度の集中力を発揮できるようにしたりしたが、ピンとこない。最終的に、どのようにしてしまったのか。
- 新しい家族
- ヒューマノイドのカップル。男性は子供が欲しいと言うが、女性はあまり乗り気でない。それでも子供を作ることにしたが、女性は母性を得られるのか。
- あるAIの結末
- AIが運転するタクシーに乗っているときに、シートベルトを外していたら、運悪く飛び出してきたヒューマノイドをひいてしまった。シートベルトをしていたら、もっと強くブレーキがかかって、事故を避けられたかもしれない。自己の責任はAIがとることになったのだが。
ネットワーク越しだと強気になるということは、よくあります。AIだけを相手にして生活していたら、確かに人間とのコミュニケーションはできなくなってしまいそう。