AIの遺電子 6巻

ヒューマノイドの専門医の須藤と、看護師のリサと、医院に訪れる人たちの話です。

  • AIの遺電子 6巻
  • 山田胡瓜
  • 秋田書店
  • K
  1. 喧嘩夫婦
  2. 漫画家
  3. 遠い記憶
  4. 宇宙派
  5. 人間の仕事
  6. 未解読文字
  7. Post-truth
  8. 受験当日
  9. 目覚めぬ人
  10. 交換
  11. シャル・ウィ・ダンス?
喧嘩夫婦
互いへの愛を刷り込んで欲しいという夫婦。喧嘩ばかりしてしまうが、子供のために離婚はできないという。須藤はどうやって治療するのか。
漫画家
ストレスで脱毛をしてしまった漫画家の女性。自分の作品に納得できず、自信を喪失してしまう。どうしたら立ち直れるのか。ヒューマノイドもストレスの影響がボディに現れるのね。
遠い記憶
風邪を引いてしまった母親。養子の娘は親が生きていることを知り、会いに出かけてしまう。感動の再会なるか。
宇宙派
機械のボディに変えたいという男性。食事が不要な体になって、宇宙に行きたいという。結局経済的な理由から機械のボディは断念したけど、宇宙に行ったの?
人間の仕事
アパレルの中間管理職。成果を出せない部下を辞職に追い詰めてしまうほどキリキリと働いていたが、部署そのものがAIに仕事をとられ自身がリストラされてしまう。自分の仕事は人間知性ならではのものだったのではないか。退職した彼が気づいた人間らしい仕事とは。
未解読文字
発掘調査で未解読文字が書かれた石板を見つけた考古学者。一方、相棒が不治の病に罹ってしまう。彼が生きているうちに解読したい。AIに頼めばすぐにでも解析できるが、できることなら自分たちだけで解読したい。考古学者はどちらを選ぶのか。
Post-truth
不眠の男性。調べてみると、記憶を操作されたことがわかった。過去のトラウマの治療のために、記憶を操作したらしい。記憶の操作を続けるべきか、別の治療をすべきか。
受験当日
受験生の男の子。受験日直前に風邪を引いてしまった。しかし、好きな女の子との約束があって、どうしても受験したい。須藤はどうやって試験を受けさせるのか。そして、女の子への好意は実るのか。
目覚めぬ人
ミイラが見つかった。電脳は無事なのだが、どうしても起きてくれない。彼の弟子たちは、彼が悟りをひらいたと喜んでいるが、はたしてそうなのか。
交換
カップルが、カウンセラーのすすめで人格を交換した。ボディを交換してみることで、自分ではわからなかった癖がわかったりして良かったのだが。「君の名は。」の影響が・・・
シャル・ウィ・ダンス?
事故で電脳を損傷した男性。AIの力をもってしても、記憶のほとんどを失ってしまった。事故以前はダンスをしてたらしいので、ダンス教室でダンスをしてみるのだが。彼を形作るのは記憶だけなのか。

デザインは一見創造的な仕事ですが、結局AIに仕事を奪われてしまいます。工業的なデザインはある程度のパターンに沿ったりするからでしょうか。では、人間らしい仕事というのはどういうものでしょうか。私は工夫することなのかなと思います。