AIの遺電子 5巻

ヒューマノイド専門医の須藤と、看護師のリサと、彼らを取り巻く人たちの話です。ヒューマノイドが一般的になる時代でも人の悩みは変わらないようです。

  • AIの遺電子 5巻
  • 山田胡瓜
  • 秋田書店
  • K
  1. もの言わぬ枕
  2. パラサイト
  3. 未完
  4. バトラーシステム
  5. 選択
  6. ジゴロのジョー
  7. ハイキング
  8. 傷跡
  9. 妄想
  10. 同窓会
  11. ガラテア
もの言わぬ枕
彼女が子供の頃から使っているケアロボットを捨てたら、人殺しと言われた。でもロボットでしょ。
パラサイト
男の子。最近母親の様子がおかしい。夜中にミミズのようなものを飲み込んでいた。もしかして、何かにのっとられたのでは。
未完
作曲家の友人が、曲を書き残して事故で逝ってしまった。その曲を託された友人は曲を完成させようとするが。
バトラーシステム
バトラー(パーソナルアシスタントAI)が薦める仕事が面白くない。自分はもっとキラキラした仕事がしたい。バトラーに発破をかけてキラキラした仕事を紹介させるが、現実はどうなのだろう。
選択
川で溺れた子供たちを助けた男性。溺れた子が3人いて全員を助けることができず、自分の子の手を離すという選択をしてしまう。妻は離婚すると言うが、男性はどうして自分のこの手を離す決断をしてしまったのか。
ジゴロのジョー
女性。彼氏ができた。長い間付き合ってきた彼氏風のロボットと分かれなければ。でも言い出せない。どうやって別れ(契約解除)を切り出せば良いのだろう。
ハイキング
須藤をハイキングに誘ったら行くという。インドア派の先生がハイキング?
傷跡
義手の男性。この時代は手を再生することもできるのに。男性は父との絆だと言うが。
妄想
殺人をした男性。取り調べで、超高度AIへの挑戦だという。AIに管理される社会への不安なのか。
同窓会
若いボディに入れ替えた男性。同窓会の誘いが来て行ってみた。同窓生たちは老いた体のまま。それぞれの人生に対する考え方。
ガラテア
ヒューマノイドの介護士が、自分はロボットだと言い始めた。どうしてそんなことを言い始めたのか。彼の体に何が起きているのか。

バトラーシステムとかレンタルロボットとか、そういうのあったら良いですね。やっとAIスピーカーが登場しはじめたけど、会話ができるようになるまであとどれくらいかかるのかなあ。