AIの遺電子 1巻¶
人間・ヒューマノイド・ロボット・産業AIが混在する時代の日本のお話です。ヒューマノイド専門医(須藤)のところにやってくるヒューマノイドたちにまつわるエピソード集です。基本的に、1話ずつ完結します。
実際にこういう世界になるのではないでしょうか。そんな感じがします。
- AIの遺電子 1巻
- 山田胡瓜
- 秋田書店
- K
- バックアップ
- かけそば
- ポッポ
- 恋人
- 富豪の秘密
- ベスト
- ピアノ
- ミチ
- 夢のような母性
- 海の住人
- バックアップ
- 電脳がウィルスに冒されてしまったという母親。幸いなことに、電脳のバックアップは無事だった。そのバックアップを使ってリストアしたら、それでも自分と言えるのか。いきなり、ヒューマノイドの倫理について問う話。
- かけそば
- ヒューマノイドの落語家の弟子。蕎麦を食うシーンで、蕎麦がまずそうだと人間の師匠に言われる。自分が食事が少なくても大丈夫な体だからだ・・・とその弟子は言うが、本当にそうなのか?
- ポッポ
- 愛玩用のロボットが持ち主以外のことを話し出した。ウィルスか?壊れたのか?リセットするか?ロボットの持ち主の男の子の決断は。
- 恋人
- 人間の男の子とヒューマノイドの女の子のカップル。女の子が転落しそうになり、男の子が助けに向かおうとする。そのときヒューマノイドの女の子はどんな決断をするのか。
- 富豪の秘密
- ヒューマノイドは人工であるが故に能力の拡張ができる。能力の拡張をしてしまった富豪の悲劇。
- ベスト
- ヒューマノイドのランナーがタイムに伸び悩んでいた。本人は仕様の上限だと言うが、本当にそうなのか。
- ピアノ
- ピアノが好きな男の子。癇癪を起こすということで、親に連れられてきた。感情を調律すれば癇癪は抑えられるが、そのときピアノとの関係は。人間の子育てにも通じるのでは。
- ミチ
- 綺麗な女性がミチ(大規模AI)の改修に参加しろという。須藤の決断は。須藤のバックグラウンドを説明する回です。
- 夢のような母性
- ヒューマノイドの親から虐待されたヒューマノイドの男の子。その心のケアを行うホワイトルームとは。
- 海の住人
- 海の中に暮らす女性。機械なのだから人間のまねをする必要はないと言うが、本心は?
Twitterでお薦めされていたので購入しました。最初の「バックアップ」で引き込まれました。ヒューマノイドというか、AIやロボットに自我を持たせるときに、必ず問題になる課題ですよね。